ベビーカーは量販店に並んでいる売れ筋タイプは5~6万円台で、なかなか結構な出費です。
ですが世の中には、多くの量販店の店頭に並んでいないだけで性能が優れているベビーカーもあります。
前職でその量販店の商品構成とバイイングを担っていた当方が、量販店でメインで売られている5~6万円台のベビーカーと並ぶ機能を持ちながら非常に割安(要するにコスパが良い)なベビーカーを紹介したいと思います。
結論から先に言えば、イギリスのJoie「ライトトラックス4」がコスト面と性能から考えてコストパフォーマンスが突出しています。
外観と走行性能を考えるとトンデモなくお買い得ですが、コスパが良い分、特に重視しなくても良い機能は省いています。
いわゆるトレードオフです。
すべてを叶える商品は無く、特に重要ではない部分を省けば大幅にコストは下がると考えていただければ良いと思います。
コスパが良く必要十分な機能が備わっているのはJoie「ライトトラックス4」
Joieはイギリスのベビー用品のメーカーです。
この会社の製品の基本的な製品に対する考え方は「ベビー用品は安全のため頑丈だが、無駄を省いて安くする」というスタンスを貫いています。
ところが今回紹介する「ライトトラックス4」は全然、安っぽくありません。
日本の企業のベビーカーのクラスで考えると5~6万円はありそうに見えます。
ところが価格は2万円前半から2万円を少し割る程度です。
このベビーカーが安くなっているのは、このベビーカーの本来必要とされる走行性能に特化しているからです。
ベビーカーに必要なのは走行性能
「ライトトラックス4」の価格は2万円前半から2万円を少し割る程度と聞くと相当性能が悪そうに感じますが、むしろ走行性能は良好です。
その理由はタイヤが大口径のシングルタイヤであることです。
また両対面はできませんがそれはフレームの剛性を考慮しているからで、押したときの力が直に車輪に伝わるように設計されています。
走行性能はシングルタイヤがオススメ
一見日本のベビーカーで多いダブルタイヤのほうが走行性が安定しているように見えますが、特にカーブではそれぞれの車輪がバラバラに動くためスムーズにカーブを曲がれません。
またデコボコ道や段差もシングルタイヤのほうが走行性が優れています。
シングルタイヤは、接地面が少なく路面から振動を拾いにくいため、摩擦が少なくガタツキが少ないため、非常に押し出しが軽くなります。
「ライトトラックス4」のタイヤは前輪は16.5cm、後輪は24.5cmの大口径シングルタイヤです。
押し出しも滑らかで、ダブルタイヤ特有のガタツキがありません。
4輪だけでど小回りが効く
前輪の幅が狭いほうが小回りが効くため、小回りの効くベビーカーを探している方なら、「エアバギー ココ ブレーキEX フロムバース」などの3輪ベビーカーが著名ですね。
3輪ベビーカーは小回りが効き、走行性が高いのですが、高い走行性を維持するためタイヤが大きく、しっかりしたフレームなので重く、折りたたみもしにくく小さくならないので置き場所に困るというのが 難点といえば難点です。
「ライトトラックス4」は前輪の幅が狭い設計なので、4輪ですが小回りが効く設計になっています。
そのため、大型ベビーカーなのに店舗やショッピングモールなどの人混みの中でもスイスイ移動できます。
悪路や段差はタイヤ経が大きいほうが走行しやすい
またタイヤ径が大きいと段差を乗り越える際に引っかかりが少なくより有利です。
大口径のタイヤは転がり抵抗が少なくスムーズに動きます。
「ライトトラックス4」のタイヤ径は前輪は16.5cm、後輪は24.5cmです。
コンビの走行性能を重視した「スゴカルSwitchEGXL」でも前輪14cm・後輪18cmですので如何に車輪が大きいか分かります。
日本では、店頭でベビーカーをみても多くのベビーカーでは軽さがセールスポイントになっていますが、車で買い物に行ってたりする方は、軽さは車に載せおろしするときだけで、そこはあまり考慮しなくても良いでしょう。
むしろ重視したいのは走行性です。
軽いと重心がどうしても低くなり走行中ガタガタしたり、段差にかかったときに倒れそうになるからです。
また両対面の機能も、ハンドルを切り替えて対面に替えるとフレームの剛性を保つのが難しく、押した力がまっすぐ車輪に伝わりません。
ハンドルから車輪までまっすぐになっているフレームが理想的です。
前述の「エアバギー ココ ブレーキEX フロムバース」は走行性が高いのですが、折りたたみ時はややかさばります。
一方で「ライトトラックス4」は、座面中央にあるに約2秒程度でワンアクションで折りたたみできます。
トラベルシステム対応などの他の製品との組合せが可能
「エアバギー ココ ブレーキEX フロムバース」などもマキシコシ製品と組合せてトラベルシステムにすることが可能ですが、Joie製品の「ライトトラックス4」もJoie製品との組合せでトラベルシステムにすることが可能です。
トラベルシステムは、ベビーカーとチャイルドシートがドッキングする仕組みで、家・車・ベビーカーで赤ちゃんを降ろすことなく利用できます。
赤ちゃんが寝ているとき、チャイルドシートから降ろしたりすると、起きてしまうといったデメリットがなくなりますね。
適応するチャイルドシートは、部屋においてもバウンサーのようにゆらゆらしてあやすこともできます。
適応する機種は以下の2つです。
■Joieベビーシート ジェム
■JoieベビーシートRamble
※取り付けが簡単でしっかりと固定できて安心なISOFIX取り付けを行う場合は、別途インフォントカーシート用ベースが必要になります。
■JoieインフォントカーシートI-Base
ライトトラックス4 商品特徴
■3輪ベビーカーの小回りと4輪ベビーカーの安定性を兼ね備えたベビーカーです。
・車輪は前輪幅が狭く小さめになっているので小回りが効きます。
・前輪は16.5cm、後輪は24.5cmといずれも大口径サイズですので、悪路・段差に強く転がり抵抗が少なくスムーズに動く転がり抵抗が少なくスムーズに動く設計です。
・タイヤはシングルタイヤで接地面との摩擦が少なく、全輪にサスペンションを搭載しているためガタツキが少なく安定した走行性です。
■2秒で折りたためるシンプルな操作性
・折りたたみ方法がシンプルでパッとたためます。
・キャリーケースのように引いて持ち運びできます。
■便利機能
・改札も通る横幅54cm(日本の改札の幅は55~60cmです)
・4段階リクライニング&フットサポートは2段階調節
・日よけは体をすっぽり覆う大型サイズ(中を覗けるようになっています)
・ドリンクホルダーと小物入れがハンドル部分についています(前作のライトトラックスから進化してます)。
・レインカバー付
スペック詳細
■本体サイズ:本体サイズ:(開いたとき)幅54×奥行91×高さ103cm/(閉じたとき)幅54×奥行30×高さ81cm
■本体重量:9.3kg
■座面高さ:44cm
■対象年齢:生後1ヶ月~36ヶ月ごろ(体重15kgまで)
ライトトラックス4の口コミ
エアバギーを買おうか迷っている人へ。
— 東京ベビーカー@ベビーカー100台押し比べ (@tokyo_babycar) December 14, 2020
高いし重いし荷物のかけすぎでウィリーの心配もある、でも押し心地すごくいいんだけど…
そんな悩みのある人には、私はこちらを薦めています。今安くなっていたので参考までに。https://t.co/WXvTkhtRjU
ライトトラックス4はどこで買うのがオススメ?
Amazonの購入の場合は、タイムセールか年中のAmazon Prime Day・Amazon ブラックフライデー&サイバーマンデーなどのセール時に価格が下がったときが狙い目です。
楽天市場では、お買い物マラソン・スーパーセール・大感謝祭などを活用すると楽天SPUによる楽天ポイントの付与とポイントアップの恩恵があります。
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当方の楽天ROOMの「走行性を重視したベビーカー」で常時最新で最もオトクな内容に更新していますので、よろしければ活用してください。
まとめ:コスパに優れたベビーカーは「ライトトラックス4」
ベビーカーをその本来の目的である「赤ちゃんを乗せて運搬する道具」として最も必要な走行性能にフォーカスすると不要なものを省いていけば高性能でも安いベビーカーが見つかりますね。 最後まで読んでいただきありがとうございます。
当方では、それは「ライトトラックス4」だと思います。
日本では店頭で見かけることが少ないのですが、ドイツでは10人に1人が使っているそうで大ヒット商品です。
当方は前作のライトトラックスを保有していますが、様々なベビーカーを押してみた結果たどり着いた結論です。
こんなに安いのにこんなに凄いクオリティーなのは控えめに言って凄いと思います。
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