現在登場しているスマホ決済は大半が淘汰される

日本で当初登場したスマホ決済は「おサイフケータイ」と呼ばれるもので、felicaの仕組みを利用しています。
これを一般的に電子マネーと呼んでいます。
しかし、香港のオクトパスカードのように決済機能を一本化せずに、発行を勧めたために、イオンではnanacoが使えない、セブンイレブンではWAONが使えないなど、使用できる実店舗が限定的になり、電子マネーはまるで江戸時代の藩札のような有様となっています。

またfelicaの仕組みは、採用当初は一番最初はJR東日本が採用し「suica」の名称で交通系ICとして採用しています。
これは新宿駅などの膨大な利用者の改札での決済を想定しており、通常の店舗ではオーバースペックです。
また導入にかかるコストも膨大であり(リーダーは3万円超)、イニシャルコストを負担できない小規模な小売業などでは普及が進みませんでした。

そのため直近では中国で急速に普及したQRコード決済を持ち出して「〇〇pay」という名称でスマホ決済が次々登場しています。
QRコード決済は、導入にかかるイニシャルコストが圧倒的に安く、自国通貨の信頼性自体が芳しくない中国では、信用のない通貨の代替として急速に普及しています。

日本では元々、通貨の信頼性が高く、偽造も困難なほど凝った造りであったため、未だに現金での決済が幅を効かせており、キャッシュレス比率は20%と非常に低いままで推移しています。
この状態は現在問題視されています。

現金決済比率が最も大きい最大の問題は、現金は持ち運びが大変で、後方での管理に非常に手間がかかります。
目下、深刻な人手不足に悩む日本では、決済を現金で行い、それを管理するという運営方式は、致命的な競争力の低下を招きます。
例えばJCBが調査したレジ決済における決済速度は、
・非接触決済は8秒
・クレジットカードは12秒
・QRコードは17秒
・現金は28秒
と圧倒的な開きがあります。
レジでのキャッシュレス決済は現金よりも16秒早く完了、JCB調査

一方で諸外国では電子決済の技術の導入により急速にキャッシュレス化がすすみ、日本との差は明らかになっています。
以下、2016年度のキャッシュレス比率が高い上位3位とアメリカ・日本のキャッシュレス比率です。
・韓国・・・96.4%
・イギリス・・・68.4%
・オーストラリア・・・59.1%
⬇以下
・アメリカ・・・46.0%
・日本・・・19.8%

日本政府は2020年度のオリンピックを見据え、この惨状を改善すべく2020年度にキャッシュレス比率を倍の40%にまで引き上げる目標をたてています。
なぜなら、来日する諸外国の人にとっては、現状の日本の現金主義の決済手法は非常に不便で、さすがに時代遅れ感が漂っており、「恥ずかしい」と感じたのでしょう。

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乱立する日本のスマホ決済サービス

このキャッシュレス社会への移行を急ぐ行政の動きがどれくらいのインパクトになったかは不明ですが、昨年の2018年度は間違いなくキャッシュレス元年と言えるほど各サービスが登場してきました。

しかし、そのいずれも的外れと言わざるを得ません。
いわゆるインバウンド対策としては現在のスマホ決済の多くは不適格だからです。
オリンピックを見据えてキャッシュレス化を推進するといっても、訪日した諸外国の人たちは、現在日本で登場している「楽天ペイ」「PayPay」「LINE Pay」などのスマホ決済のアプリを使用する可能性はありません。

日本の銀行の口座を持っていないので当たり前といえば当たり前です。
ぜいぜいAmazon Payくらいしか使うことができないと思います。しかしそのAmazon Payの普及も遅々としてすすんでいません。

もちろん前述の江戸時代の藩札のように使いにくいfelica(おサイフケータイ)はもっと使わないでしょう。
というよりは海外のスマホにはfelicaは搭載されていません。

これではいくらスマホ決済が登場したところで、規格が定まらずどこでも使えないという致命的な欠陥のあるスマホ決済は、いまのところおすすめという代物は何一つ無いというのが率直なところです。

これだとどこでも決済できる現金のほうがシェアを持っているのは当たり前ではないでしょうか。

海外で主流の電子決済はNFC Pay

ではどの決済方法であれば、国際的な決済方法となり得るのでしょうか。
それはNFC Pay(非接触決済)です。

日本のスマホ決済が、決済機能も各社で別れているため、小売店でその決済機能を採用しなければ使えないのに対して、NFC PayVISA・Masterなどの国際ブランドが提供しており、下記のNFC Payのマークが有るところであれば、対応しているカード・端末による決済が可能です。

NFC Payのマーク

VISA・Masterといった国際ブランドが提供しているため、世界中どこでも決済可能であり、まさに世界標準です。

felicaは日本の通勤ラッシュに対応することを想定して作られており、高速で情報をやり取りできます。
NFCfelicaの半分の通信速度ですが、レジで使用してみると理解できますが、レジ決済時にはさほどの差を感じません。

要するにfelicaはオーバースペックであり、NFCのように普及のために機能を絞り込んで安価にしていても決済では十分な機能なのです。
一方で、日本勢が最後までこだわったfelicaはハイパフォーマンス・ハイコストすぎるのです。

もちろん、QRコード決済も、わざわざスマホを立ち上げて読み取るのですから、時間がかかります(小銭よりはましですが)。
忙しそうなスーパーでQRコードを悠長に行う余裕はなく、小売側も採用せず、使用する方もQRコード決済をわざわざ使用するとは思えません。

国際標準の規格であり、VISA・Masterであればどこでも使え、スマホにもNFCは通常は標準搭載されています。
しかもより安価となれば普及しないわけがありません。
現状の小売側の悩みは、キャッシュレス化は歓迎だが、
投資が無駄にならないためには 、互換性がなく、乱立しすぎているスマホ決済のどれを採用すべきなのか、悩んでいるのが実情なのです。

NFC Payは、キャッシュレス化の切り札的存在になることは間違いなく、いずれはNFC Payが日本でも主流となり、使用がガラパゴスで互いに互換性がない日本の決済手段は淘汰されるでしょう。

現在使えるNFC Pay

しかし、2019年第1四半期経過時点の現在の状況では、まだまだNFCを採用している先見性のある大規模小売業は少数派です。
代表的なところでは
①ローソン
②マクドナルド
③ゼンショーホールディングス(すき家など運営)
その他)イオン
などです。イオンは2020年3月までに全店での対応を目指しており、まだ採用していない店舗は多く存在します。
※他には成田・関西国際空港などで実装されています。

しかし、セブンイレブンのように他の決済手段を排他的に除外しnanacoで囲い込むような時代遅れの決済方法へのアプローチをしている企業が大半である中、上記の3つの大規模小売業は非常に先見性があるといえます。

特にマクドナルドなどでは、海外ではすでにレジレス化が進んでおり、決済方法を汎用的なものに標準化するのは、至極当然だと言えると思います。

また、ローソンはスマホ決済の採用に積極的ですが、コンビニ業界3位に転落してからオペレーションの改善に投資を継続しており、恐らく無人コンビニ化による省力化と収益力の向上を目指していると思います。

これは以前旧態依然としたオペレーションで出店し続け、上昇する賃金コストをオーナーに押し付けて問題になっているセブンイレブンとは一線を画しています。
近い将来、さらに人手不足となった時、このときの投資が運命を分けるかも知れません。
イオンでは、大規模小売店としてやはり人手不足に悩んだ末、決済方法について、より汎用的で標準化が容易なものを採用したのだと思います。
この決定もいずれ業績の拡大に影響をしてくるでしょう。

イオンクレジットカードは、SMBCデビットと並んで、世界で唯一NFCとfelicaが両方対応できるチップを搭載しています。
カード自体は、順次NFC Pay対応型に切り替わる予定です。
キャッシュカードとクレジットカード・電子マネーWAON一体型のイオンカードセレクトだと、毎月20・30日の5%割引の他、WAONオートチャージでポイントが0.5%付与され、10日の決済ではポイント還元が5倍(2.5%)となります。

現在おすすめのNFC決済可能な手段は?

現在のローソン・マクドナルト・イオンだけでもよいからスマホにNFC Payを実装したいという方、いまのところApple Payは「VISA」は使用できませんが、Master(Masterコンタクトレス)では使えます。
au walletなどが対応しており、一部使用できます。
Androidの方は、残念ですが日本では使用不可(ただ現在は準備中)です。

次にカードに装備しているのはどれくらいあるのかですが、
前述のイオンカードでは順次搭載しています。
ですがいわゆる高還元率カードと呼ばれる人気のカードではまだ未採用であるのが実情です。
ちなみにLINE Pay発行となるクレジットカード(VISA)は、NFC決済(VISA paywave)に対応する予定であり、初年度の還元率3%というインパクトも相まって、今後還元率の高い主力カードとなりそうです。

ですが現段階でオススメしたいのが、「楽天銀行デビットカード(VISA)」です。

まず気になるポイント還元率ですが、楽天デビットカードVISAはデビットカードの中ではダントツの1%還元です。

楽天カード持っている方なら、すでに発行しているかも知れませんが、
キャッシュカード一体型のデビットカードは、クレジットカードと並行して発行可能です。

しかも、大きな利点としては楽天スーパーポイントで決済が可能です。楽天スーパーポイントでどこでも決済できるので、キャッシュレス感が半端ないです。
楽天アフィリエイトなどで楽天ポイントを猛烈に稼いでいる方なら便利かも知れませんね。

またデビットカードだと決済した瞬間に、口座から引き落とされるため使いすぎる心配がないところも良いところです。

VISAデビットカードを発行しておけば、今後のキャッシュレス化が NFC Pay に変わっていったとしても、いち早く対応できます。

このように近い将来はガラパゴスな日本のキャッシュレス決済は、他のサービス同様淘汰され、 NFC Pay が主力となることが推定できます。

それに備えるには、現時点では楽天銀行デビットカードの発行、ないしは今後発行されるNFC Pay搭載のクレジットカードへの乗り換えを準備しておいたほうが得策でしょう。

どんなにQRコード決済電子マネーのサービスが登場しようとも、互換性のない決済手段は小売店からも利用者にとっても不便であるため、いずれは淘汰される運命なのです。


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