現在、利益を出せる領域が狭くなってきた本邦の銀行はATM利用を極力減らすべくデビットカードの発行に力を入れています。
デビットカードは、決済金額が紐付けている銀行口座から瞬時に引き落とされる仕組みです。
現金感覚で利用できるため、支出を管理しやすい点と、デビットカードにはVISA・Master・JCBなどの国際ブランドが付帯されているので決済できる店舗が多く使いやすくなっています。
デビットカードの記事を別にまとめておりまして、3つオススメのデビットカードを紹介しており、その中でもイオン銀行キャシュ+デビットを紹介しています。
野村総合研究所では、今から3年後の2023年にはデビットカードの決済額が22.7兆円と2017年の9,000億円から25倍に拡大すると予測しています。※直近5年では5倍の拡大要因は様々にありますが、最もしっくり来るのは銀行としてはコストセ[…]
今回記述するイオン銀行キャシュ+デビットは、電子マネー「WAON」が付帯するデビットカードでうまく使えば強力な還元率を維持できるため、イオンやマックスバリュが近くにあって頻繁に利用する条件にはまれば、利用価値が高いデビットカードです。
このイオン銀行キャシュ+デビットは、2020年11月1日~2021年1月31日まで新規入会&利用で最大10,000ポイントの「ときめきポイント」が付与される大規模なキャンペーンを行っています。
今回はそちらを併せて解説します。
デビットカードではなくイオンクレジットカードを発行希望の場合は、イオンカードセレクト新規入会者限定で21,250円相当のポイント&電子マネーを獲得できるチャンスが到来しています。
イオンカードといえば、2019年の夏に実施した20%還元大規模キャンペーンのインパクトが凄かったですね。その後、ネットで狙って決済した取引がずらされるなど、どうかと思う対応が有りましたが、その後消費者庁から措置命令を喰らっていました。後[…]
イオン銀行キャッシュ+デビット新規入会&利用キャンペーン
この企画は新規入会者を対象とした企画になります。
2021年3月31日まで継続しているマイナポイント事業にまだ登録が完了していない場合はマイナポイント事業とのあわせ技が可能ですし、ポイントサイト経由でポイントサイトからのポイントも獲得できます。
新規入会キャンペーン概要
■期間:2020年11月1日~2021年1月31日
・利用期間:2020年11月1日~2021年2月28日
■新規入会特典(最大10,000ポイント)
・入会カードにて4万円以上利用で2,000ポイント
・入会カードにて8万円以上利用で5,000ポイント
・入会カードにて12万円以上利用で10,000ポイント
■新規入会特典対象カード
・ときめきポイント進呈対象カード
・イオンJMBカード
※イオンカード、イオンデビットカード、イオン銀行キャッシュ+デビットなどが対象
■ポイント進呈時期:2021年6月
マイナポイント・ポイントサイトとのポイント3重どりについて
イオンカード・WAONはマイナポイント事業に参画しています。
9月から継続して20211年3月31日までつづくマイナポイントの上限額はキャッシュレス決済2万円利用分の25%にあたる5,000円です。
ですがそれぞれのキャッシュレス決済事業者が還元額を上乗せしているケースがあります。
イオンカード陣営の電子マネーWAONは2,000円です。
WAON機能が付帯したイオン銀行キャッシュ+デビットではチャージでマイナポイント5,000円相当のWAONと上乗せ分の2,000円相当のWAONが付与されます。
※オートチャージでは通常ポイント0.5%が上限なく付与されます。
さらにポイントサイト「ライフメディア」経由でイオン銀行キャッシュ+デビットを申し込むとさらにポイントサイトから600円相当のポイントが付与されます。
更に上記の新規入会特典最大10,000円相当の「ときめきポイント」、さらに利用額に対するポイント付与は通常通りですのでポイント5重どりになります。
集計すると以下のとおりです。
対象項目 | 付与ポイント・電子マネー(円) |
---|---|
ライフメディア経由のカード申し込み | 600円 |
イオン銀行キャッシュ+デビット で2万円のWAONチャージ |
5,000円 |
WAON上乗せ | 2,000円 |
WAONオートチャージ&利用 | 利用額1.5% |
新規入会&利用 | 最大10,000円 |
合計 | 17,600円相当+利用額1.5% |
手順をさらに細かく書くと
①イオン銀行キャッシュ+デビットをポイントサイト「ライフメディア」経由で発行する
②マイナポイントの登録をWAONにしておく
③イオン銀行キャッシュ+デビットに付帯するWAONへ2万円以上のオートチャージを行う
以上でマイナポイントの部分は目的が達成できます。
あとはカード利用に応じて以下のように「ときめきポイント」が付与されます。
・入会カードにて4万円以上利用で2,000ポイント
・入会カードにて8万円以上利用で5,000ポイント
・入会カードにて12万円以上利用で10,000ポイント
もちろんカードの通常利用もカウントされます。
もっとも効果的なのは、後述するWAONへのオートチャージで0.5%+イオングループ店舗でのWAON利用で1%=1.5%還元ですが、毎月10日の「ありが10デー」では5倍の特典が優先され、0.5×5=2.5%+オートチャージ0.5%=3.0%の還元となります。
イオン銀行キャッシュ+デビットの使い方
イオン銀行キャッシュ+デビットは、
①イオン銀行キャッシュカード
②イオン銀行口座に紐付いたデビットカード
③WAON
以上の3つが一つになった年会費無料のカードです。
・発行に関する審査はなく、利用条件は15歳以上(中学生は除く)であることだけです。
・国際ブランドは「JCB」です。ということは1.0%の還元率を上乗せできる「Kyash」は利用できません。
気になるカードの還元率は0.5%ですが、イオン・イオンモール・マックスバリュなどイオン関連店舗での決済は1.0%の還元率となります。
・大抵の支払いには対応できますが、ガソリンスタンド・高速道路料金・公共料金・インターネットプロバイダー・保険などには利用できません。
ただし、似たような環境であるにも関わらず携帯電話の3大キャリア・ワイモバイルの月々の料金支払いは利用可能です。
・利用の仕方は、クレジットカードの一括払いと一緒です。
※利用制限はデフォルトでは1日・1ヶ月50万円で設定されています(未成年の場合は5万円)が、最大100万円まで利用を拡大できます。
WAONの還元率を高めるには特定の日にイオンでWAONによる決済をすること
電子マネーWAONは、イオン・マックスバリュなどのイオン店舗、もしくはイオンモールにおける還元率は1.0%とクレジットカード並みですが、それ以外の決済では0.5%へ低下します。
ですので、イオン・マックスバリュ・イオンモールなどでは、決済時の1.0%+オートチャージ0.5%=1.5%の高還元率となります。
さらに特定の日には、割引orポイント付与が増加しますので狙ったほうが良いでしょう。
①毎月10日(ありが10デー)
・WAONによる決済2.5%
・イオン北海道・九州店舗の場合毎月10日は5%off+1.0%ポイント還元
②毎月20・30日は5%off+1.0%ポイント還元
※この日の決済がオートチャージも含め6.4%得する日になります。
電子マネーWAONのオートチャージ使用で還元率を底上げ
このデビットカードの還元率が高くなるには、デビットカードに付帯しているWAONにオートチャージ設定をしておくことで実現できます。
チャージ設定できる金額は、1回49,000円まで。
1回の決済でオートチャージされるのは1回だけとなります。
通常のWAONは、チャージしたところでポイントはつきませんが、イオン銀行キャッシュ+デビットは、オートチャージ設定を行っておけばチャージ金額の0.5%分WAONポイントが付与されます。
これによって0.5%還元率を底上げできます。
※WAONポイントは、付与後にWAON残高にチャージすることもレジで利用することもできます。
この機能を利用すれば2020年8月10日からミニストップでWAONによって収納代行(税金・公金・公共料金)の支払いが可能になります。
レシータブルサービスでWAONをかき集められる
レシータブルとは特定の商品を購入したレシートでポイントが貰える仕組みです。
会員登録の必要はなくて、「dアカウント」「Googleアカウント」「LINE ID」「Yahoo!ID」でアクセスできます。
様々な商品が対象となっており、対象となる商品にエントリーしてその商品購入が行われたレシートの画像を撮って送信することで様々なポイントが獲得できます。
現在では、楽天Edy、JALマイル、nanaco、WAON、dポイントが獲得可能です。
イオン銀行ATMは、入手金手数料無料
イオン銀行キャッシュ+デビットカードは、イオン銀行を引き落とし先の口座に設定しています。
イオン銀行でこのキャッシュカードを利用する場合、ATMの手数料は無料になります。
また、イオン銀行のATMではWAONチャージやオートチャージ設定も可能です。
ANA JCB プリペイドチャージでJCBスマホ_Google Payが利用できる
イオン銀行キャッシュ+デビットはJCBブランドで3Dセキュア設定ができます。
そのためJCBのプリペイドカード「ANA JCB プリペイドカード」にチャージすることが可能です。
これによって、イオン以外の支払いでQuicPayが使える店舗であれば、+0.5%還元の恩恵を受けることができます。
ただし、「ANA JCB プリペイドカード」でGoogle Payで決済する場合、「QUIC Pay+」はできますが、「QUIC Pay」はできません。

この違いですが、1回の支払金額の上限に違いがあります。
「QUIC Pay」は支払い元はクレジットカードのみ⇒2万円まで
※「QUIC Pay」のマークの店舗のみ支払い可能
「QUIC Pay+」は支払い元がクレジットカード⇒2万円以上の支払い可能で
※「QUIC Pay」と「QUIC Pay+」両方のマークの店舗で支払い可能
「QUIC Pay+」は支払い元がデビットカード・プリペイドカード⇒2万円以上の支払い可能
※「QUIC Pay+」のマークの店舗で支払い可能
様々なテナントが入っているところだと、よくよくみると「QUIC Pay」 でプラスではない場合があるので注意が必要です。
結論・近隣にイオンがあれば保有したいデビットカード
近隣にイオン店舗があって、高頻度の利用であるならば保有しておいて損はないですね。
ほかにもすでにクレジットカードがあって、これ以上クレジットカードはいらない場合ならとくにこのデビットカードのほうがいいかもしれません。
またまだ未成年で、クレジットカードの発行ができない場合なども、デビットカードを発行することでキャッシュレス決済に慣れてクレジットヒストリーを積み上げていくことができます。
そのため、最初の銀行口座の開設と同時に発行するのに向いているカードの一つであることは間違いないです。
イオン銀行キャッシュ+デビットカード発行は、ポイントサイト「ライフメディア」経由での発行で、600円相当のポイントが付与されます。
「ライフメディア」への登録は下記バナー経由で、最大500円相当のポイントが付与されます。
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