2020年5月度 確定拠出年金 運用益は+245,679円(+5.3%)でした。

今月で退職し、翌月末に個人型への移行手続きを控えています。
確定拠出年金は、老後の備えとして、また万一の際、遺族に一時金として時価で渡せますので、生命保険の代わりになります。
普段は暴落を辛抱強く待ち、時折今回のような値動きが激しいときはスイッチングを行いながら運用するので、定期的なチェックを行っていきます。
今月はまだ前職の企業型DCの運用状態での報告になります。

5月の市場の状況

4月に引き続き、5月もリバウンドが継続されていますが、実体経済は最悪です。
・アメリカ第一四半期GDP:年率換算前期比-5.0%
・アメリカ4月個人消費:前月比-13.6%

コロナウィルスの影響は先進国では新規感染者数が抑え込まれて、徐々に経済活動が再開され始めていますが、反対に新興国では抑え込むすべがなくロシア・ブラジルなどでは多大な犠牲者がでています。

しかし悪化しているファンダメンタルとは反対に、中央銀行によるかつて無い金融緩和で、株式などの金融資産価値は押し上げられています。
各数値は以下のとおりです。
・S&P500 O:2897.5→C:3054.0(+5.4%)
・日経225 O:19916→C:22023(+10.6%)
・ゴールド O:1686.2→C:1728.7(+2.5%)
・原油   C:21.96→C:35.33(+60.9%)

5月に特筆すべきは、一次マイナス価格まで示現した原油の猛烈なリバウンドです。
株式ではオールドエコノミーばかりで4月の反発が弱かった日本株は強力なキャッチアップを見せほぼ一貫して上昇していきました。
ポジションは日本株を除いた恣意的なポジションですが、日本株を本来の時価総額通りに組み込むともっとパフォーマンスが良かったと思います。

確定拠出年金以外の資産では、楽天GMOペイメントゲイトウェイGMOフィナンシャルホールディングスKDDIを3月末~4月初旬にかけて購入していますが、出遅れているオールドエコノミーの銘柄も買われてきているので、それも買い進めたいですね。

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2020年4月度 確定拠出年金 運用実績

ポートフォリオに日本株式はどれくらい組み込むべきなのか

2020年4月末時点の世界株式の時価総額は、75.6兆ドル。
アメリカの株式時価総額は31兆ドルに及び41.0%を占めています。
日本の株式時価総額は5.4兆で7.2%となっています。

一方で先進国中の日本の株式時価総額の構成比は8.6%

全世界株式インデックスを買い進めると想定すると、
日本:先進国:新興国=7:81:12
上記の割合で構成されています。
未来を必ず見通せるとは思えませんが、ある国に集中投資するのは外れたときのダメージが大きいのに対して、全世界への投資はいずれかの国の成長に乗ることができます。

下記の株価の時価総額をご覧になられたことはないでしょうか。

平成元年までは、日本の会社が上位5社を席巻していましたが、現在では日本で一位のトヨタ自動車の時価総額はアップルの1/4でしかありません。

個別で日本の株式に投資していたとしてどれだけ報われていたでしょうか。
逆にインデックスに投資していれば近年GAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)と言われる急成長した企業の株価上昇の恩恵を受けることができます。

当方も改めてこれを見て、恣意的なポートフォリオにせずに、世界株式の時価総額にあわせて日本株式も組み込むべきだと思いました。

確定拠出年金のメリット

確定拠出年金は、結論から言えば日本では最高の投資方法であることに疑いの余地がありません。
理由は以下の3つです。

1)利益が非課税であること
2)掛け金に対する所得税が控除されます。
3)万一自身が亡くなった場合は、遺族に一時金として現段階の資産価値で支払いがなされます。

この点は繰り返し記述していますが、非常に大事な点です。

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確定拠出年金401k(企業型DC/個人型iDeCo)とは

口座開設すべき証券会社でどれを買い付けるべきか

企業型ですでに投資商品も用意されている場合は、選択の余地はありません。
しかし個人型確定拠出年金(iDeCo)では、利用する証券会社も投資商品も選択の余地が多くなります。

そのうちで選択すべき証券会社はSBI証券楽天証券の2択です。

手数料体系についてはすでに何回か触れていますが、肝心の商品についてはまだ検証していませんので、ここで再検証したいと思います。

投資すべきファンドはアクティブかインデックスファンドか

事実から書くと、日本で出回っている投資信託の中で投資に向いている商品は数%もありません。
最大の問題は保有コストです。
この保有コストは「信託報酬」という形式で定額ではなく全保有資産に対して年率数%という形式で課されています。
課される方式は別途に支払うのではなく、運用元本と運用益の合算である資産から年率換算で日々差し引かれ、保有者には差し引かれた金額が提示されます。

別途に支払うわけではないので支払ったという感覚が無いので意識しにくいのですが、コストは確実に運用に影響しています。
運用益は運用方法によって変化するものの、コストに関しては確実にかかるもので同じ運用であれば安いほうが有利です。

では高い信託報酬を支払ったとしても、ファンドマネージャーが運用するアクティブファンドならば高い運用をしてくれるのかといえばそうでもありません。
過去のリターンはともかく将来はどうなるかは不明だからです。

一方でインデックスファンドでは、S&P500やダウ、日経平均などでおなじみな市場平均に連動することを目指しているファンドであるため高いリターンは望めそうもないように思われます。
むしろ銘柄を精査して投資するアクティブファンドのほうが平均よりも有利そうに見えないこともありません。

では実際の検証では、アクティブとインデックスファンドはどのような優劣になるでしょうか。

SPIVA:2019アクティブvsパッシブスコアカードのデータで検証する

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが発行している「SPIVA」スコアカードでは、ベンチマーク(インデックス)を上回ったアクティブファンドの比率をデータで提供してくれています。

投資対象アウトパフォームしたファンドの比率(15年間)
国際株式     16.84%
米国株式10.9%
債券1.85%

これによれば、世界中に投資対象を求める株式ファンドであれば、インデックスを上回る運用成績であったファンドは16.84%もあるものの、米国株式に至っては10.9%、債券ではほぼ存在しないことになります。

膨大なデータで検証しつつ、銘柄を選択し投資しているアクティブファンドですら、このように市場平均には勝てません。

プロであるファンドマネージャーすら市場平均に勝利するのは並大抵のことでは無いのです。
彼らよりも調査時間が確保できない一般人がファンドマネージャーを出し抜いて高い運用成績を収められるとは到底思えません。

アクティブ運用はパッシブ運用(インデックス運用)に9割方勝利できない

当然これは、投資する対象の国をどこにするのかという方針でも同じことがいえます。
みなさんが知っていることは、目ざとい投資家にはすでに知られており、すでに投資がされているとみなしたほうが良いでしょう。
一般人が有望な投資先と思った地域にはすでに下準備の投資が終わっており、遅れてのこのこ出てきた一般人は利益どころか下落する一方ということにもなりかねません。

したがって、個人が世界中の投資対象を研究して、個別投資するよりも、株式の時価総額に応じて全世界に投資しているインデックスファンドのほうが高い利益を確保しやすいでしょう。
また手間のかかるアクティブファンドよりもインデックファンドのほうが保有コストは遥かに安いのです。

10年以上も昔であれば日本では低コストなインデックスファンドは存在していませんでしたが、現在ではeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のように全世界の株式に投資しながらも総経費率は0.19%と低廉なファンドも珍しくなくなってきました。

10年もの昔では全世界に投資できるファンドで「朝日グローバルバリュー株オープン」というアクティブファンドがあり高い運用実績という評判でどこの証券会社もラインナップしています。
現状では10年間のカテゴリー年率平均リターン6.23%に対して5.51%と▲0.71%アンダーパフォームしています。
そして信託報酬は1.98%と日本の平均である1.1%を大幅に超過したハイコストな投資信託です。

ところが、10年前に1%の信託報酬を大幅に切ってグローバル株式に投資できるインデックスファンドが日本に登場しました。
それが「SMT グローバル株式インデックス」です。
投資対象は先進国株式で信託報酬は0.55%。
登場した当時は、先進国株式に一挙に投資できて信託報酬が1%を切る投資信託が存在しなかったため非常に期待されました。
このインデックスファンドの運用成績は、10年間のカテゴリー年率平均リターン6.23%に対して9.12%と+2.89%アウトパフォームしています。
この一時を見ても、低コストなインデックスファンドのほうが優勢でアクティブファンドは過去に輝かしい成績を収めていてもそれが継続するとは限らないことがわかると思います。

長期であればあるほど、コストの安いインデックスファンドで、かつ投資する地域が偏らないように全世界に投資するインデックスファンドがよりベターな選択だといえます。

全世界に投資できる低廉なインデックスファンドはわずかしか無い

広く一般に投資資金を集める「公募投信」は日本では2020年4月で6千本を数えます。
しかし全世界に一挙に投資できるインデックスファンドは4本でしかありません。

SBI・全世界株式インデックス・ファンド

日本を含む「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動した投資信託です。
公表信託報酬:0.1102%
実質信託報酬:0.180%

SBI証券iDeCoラインナップ:あり
楽天証券iDeCoラインナップ:なし

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①グループとバンガードの共同ブランドのインデックスファンドが創設されます。販売はSBI証券/募集開始は9/12から→設定は9/26②投資対象はアメリカの代表的な株価指数S&P500③コストとなる信託報酬は0.09264%と0.1%[…]

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

日本を含む「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動した投資信託です。
公表信託報酬:0.104%
実質信託報酬:0.170%

SBI証券iDeCoラインナップ:なし(※日本を除くインデックスファンドはあり)
楽天証券iDeCoラインナップ:なし

たわらノーロード 全世界株式

日本を含む「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動した投資信託です。
公表信託報酬:0.12%
実質信託報酬:不明

SBI証券iDeCoラインナップ:なし
楽天証券iDeCoラインナップ:なし

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

日本を含む「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動した投資信託です。
公表信託報酬:0.193%
実質信託報酬:0.261%

SBI証券iDeCoラインナップ:なし
楽天証券iDeCoラインナップ:あり

全世界株式インデックスならば現在はSBI証券が一歩リード

iDeCoのラインナップのみ比較した場合は、SBI証券には最も低コストなインデックスファンド「SBI・全世界株式インデックスファンド」がラインナップされています。

証券会社ファンド名信託報酬直近年間リターン
SBI証券SBI全世界株式0.11%-8.77%
楽天証券楽天全世界株式0.21%-8.71%

直近の1年間の運用成績であるため、リターンはマイナスで運用益の差異は些細なものでしかありません。
信託報酬は明らかに「SBI・全世界株式インデックスファンド」が楽天・全世界株式インデックスファンドを上回っており、同じ投資対象ならば徐々に差は開いていくでしょう。
このコストの僅かな差をどう見るかということと、インデックスファンドは資産総額の拡大に伴い運用がしやすくなり、コストが下がる傾向にあることも考慮したほうが良いでしょう。

iDeCo商品のラインナップが豊富で、低廉な全世界株式インデックスファンドをラインナップしているSBI証券への口座開設は、下記バナーから行えます。

NISA

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