2020年6月度 確定拠出年金 運用益は+183,250円(+3.7%)でした。

退職し先月末に移行手続きの連絡がありました。
移管手続きに入りますが、悩ましいのは現在の相場の状況が非常によく連日株価が上昇していることですね。
移管手続自体は10日営業日程度かかり、運用再開までも時間がかかります。
この期間も読み込みながら移管手続きを行います。

確定拠出年金は、老後の備えとして、また万一の際、遺族に一時金として時価で渡せますので、生命保険の代わりになります。

普段は暴落を辛抱強く待ち、時折今回のような値動きが激しいときは、安全な債券投資からスイッチングを行い100%株式で暴落を買うことで高い利回りを実現できます。
そのためわかりにくい時は債券ポジション、暴落が底を打ったとき株式ポジションへスイッチングを行うため定期的なチェックを行っていきます。

6月の市場の状況

5月に引き続き、6月もリバウンドが継続されていますが、実体経済も4月の最悪期から急速に回復をしています。
以下は、毎月大きな価格変動を呼んでいるアメリカの非農業部門雇用者数、いわゆる雇用統計です。
【アメリカ非農業部門雇用者数】
・4月)予想-2,200万人→結果-2,053.7万人
・5月)予想-750万人→結果+250.9万人
・6月)予想+323万人→結果+480万人

またアメリカのGDPの過半を占める小売売上に関しては以下のような推移です。
【アメリカ小売売上高:前月比】
・3月)予想-8.0%→結果-8.7%
・4月)予想-12.0%→結果-16.4%
・5月)予想+8.4%→結果+17.7%

雇用統計は、通常月初の最初の金曜日に発表されるため、早々と指標が出ますが6月の小売売上はまだ発表されていません。
日本政府の給付金はしょぼかったですが、先進各国ともに都市封鎖中の生活費を十分に支給したため特にアメリカでは急速に消費が戻ってきています。

このようにコロナウィルスの影響は先進国では新規感染者数が抑え込まれて、徐々に経済活動が再開され始めていますが、最近は感染者数が増加している懸念があります。
加えて新興国では抑え込むすべがなくインド(69.7万人)・ロシア(68.87万人)・ブラジル(160万人)などでは多大な犠牲者がでています。

この懸念を背景にFRB、日銀などの各中央銀行もまったく惜しみない資金供給を行っているため、この資金が資産価格を押し上げます。
そのため実体経済は完全には戻らないものの株価は好調です。
各数値は以下のとおりです。
・S&P500 O:3054.0→C:3083.3(+0.9%)
・日経225 O:22023→C:22298(+1.2%)
・ゴールド O:1728.7→C:1780.0(+3.0%)
・原油   C:35.33→C:39.80(+12.6%)

6月の各指標の変化で注目されるのは、すでに原油はリバウンドの速度は低下しシェールオイル業者の損益分岐点40ドルに到達している点です。
ここからさらなる原油の上昇は見込みにくく、トレードのポジションもすでに利益確定しています。
一方で株価は、続伸かと思いきや月中で腰折れしています。
しかし金には資金が集まり、3%もの上昇となり、先月に比較しても上昇速度が加速しています。
日本では馴染みがないですが、分散投資は金を一定程度ポジションに組み込むことで、運用が安定します。
昔からの伝統で債券をポジションに組み込んでも恩恵を受けるのはアメリカ人だけで、為替変動が期待利回りよりも遥かに大きい日本人は、海外の債券に投資しても意味はありません。
レバレッジ1倍のFXをしているのとあまり変わりがなく、為替ヘッジをしているわけでもなく、債券はインフレに弱いので資金効率として意味がありません。

そのためこのような株価のリバウンド時には、すべて株式で運用しています。

6月末の評価損益

3月末~4月初旬にかけて行ったスイッチングで先進国全体に投資する、「MSCI-KOKUSAIインデックス」に連動する投資信託で100%のポジションを作りました。
その後のトータルリターンは17.1%程です。

各指標で明らかなように、アメリカの代表的な株価指数S&P500は上昇はわずかでしたが、他の地域の株価が全体を押し上げています。
5・6月ともに日本株の方がS&P500よりもパフォーマンスで上回っている点も見逃せないですね。
そのため、確定拠出年金以外の投資では日本株へも積極的に投資を行っています。
確定拠出年金では日本への投資が少なかったことが悔やまれますね。

恣意的に地域を選んで投資をしても、このように外すことがあるので、次の移管先では全世界に一本で投資できるインデックスファンドを選択しておくべきだと思いました。

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2020年5月度 確定拠出年金 運用報告


NISA

全世界に投資できるインデックスファンド

再三関連記事で述べていることですが、ファンドマネージャーが膨大な時間と費用をかけて銘柄を選定するアクティブファンドは、ほぼインデックスファンドに勝利できません。
ですので長期の投資は前提条件としてインデックスファンドを条件とします。

その中でも全世界の株式へ投資が1本で可能なインデックスファンドは、2010年7月20日に設定された「三菱UFJ国際-eMAXIS全世界株式インデックスファンド」以来、徐々に本数が増えて選択の余地が増えてきました。

これは非常に画期的なことです。
2008年までは世界に投資できるインデックスファンドは低廉なコストとは言えず、非常に割高なものしか日本にはありませんでした。
2008年に三井住友からSMTインデックスファンドシリーズが登場し、それまで1%もの高額な信託報酬だった世界株式インデックスへの投資が0.55%にまで引き下がりました。
しかしこれらもシリーズなのでラインナップが日本・先進国・新興国と株式時価総額で構成比を計算して自前で世界株式を構築しなければなりませんでした。
しかし2010年の「三菱UFJ国際-eMAXIS全世界株式インデックスファンド」の登場以来、これ一本で世界中の株式に投資できる環境が整ったのです。
それ以来日進月歩で商品の改善が進み、当初年間コストとも呼べる信託報酬が0.6%台だった世界株式インデックスファンドの信託報酬はすでに0.1~0.2%台までに改善が進みラインナップも強化されてきました。

増えた選択肢のうち、
①日本を投資先に含めている
②コストが「三菱UFJ国際-eMAXIS全世界株式インデックスファンド」より安い
③個人型確定拠出年金で取り扱いがあること
以上が条件になってきます。

日本を投資先に含める全世界株式インデックスファンドは6本のみ

日本で設定されている6,000本も及ぶ投資信託のうち、日本を投資先に含める全世界株式インデックスファンドはたったの6本です。
いわばこれだけしか長期の投資に向いているものは無いと言えます。

その6本は以下のとおりです。
SBI全世界株式インデックスファンド
・eMAIXS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックスファンド
・eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)インデックスファンド
・ニッセイ世界株式(GDP型バスケット)インデックスファンド
・たわらノーロード全世界株式
・楽天・全世界株式インデックスファンド

低コストな全世界株式インデックスファンド

全世界株式インデックスファンドで日本を投資先に含めるインデックファンドは絞り込めたと思います。
次は、大事なコストです。
インデックスファンドは投資対象は、差がありませんので、運用でコストが安ければ安いほど受益者にとって有利になります。

ファンド名公表信託報酬実質信託報酬
SBI全世界株式インデックスファンド0.100%0.197%
eMAIXS Slim全世界株式オールカントリー0.104%0.204%
eMAIXS Slim全世界株式3地域均等0.104%0.211%
たわらノーロード全世界株式0.120%0.29%
楽天・全世界株式インデックスファンド0.193%0.291%
ニッセイ世界株式GDP型バスケット0.104%不明

信託報酬と実質信託報酬になぜ差がついているかというと、運用報告書などで公表されている費用の項目のうち、公表されている信託報酬には以下のコストが含まれていません。
・売買委託手数料
・有価証券取引税
・保管・監査などのその他の費用
そのため私達受益者が、購入を決定するときに見る目論見書などでは公表信託報酬しか提示されませんが、実際に掛かっている費用は実質信託報酬です。

ですのでコストが安い信託報酬を選ぶときには、この実質信託報酬を確認して、購入を決定するべきだと思います。
実質信託報酬は運用を開始した当初は安定していないことが多く、資産額が大きくなると安定していく傾向になります。
そのため運用が開始されたばかりの「ニッセイ世界株式GDP型バスケット」については判断できるほどの材料が揃っていませんので判断できません。

安い信託報酬を武器に鳴り物入りでデビューしてきた投資信託であっても、こういった落とし穴が存在するため、実際の定期買付に到るまでデータが出揃うのを待つべきでしょう。

0.01%の差は1000万円の運用において20年運用すれば2万円のコスト負担になります。
運用益によって資産が何倍にもなればそれに比例してかかってきます。
それ以下の単位であれば誤差の範囲ですが、0.01%の差は十分こだわるべきだと思います。

2020年7月現在の運用報告書を基にした、全世界株式インデックスファンドのコスト比較では、最も低コストなインデックスファンドは「SBI全世界株式インデックスファンド」と言えます。

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①グループとバンガードの共同ブランドのインデックスファンドが創設されます。販売はSBI証券/募集開始は9/12から→設定は9/26②投資対象はアメリカの代表的な株価指数S&P500③コストとなる信託報酬は0.09264%と0.1%[…]

個人型確定拠出年金で取り扱いがあること

ここまで登場してきた全世界株式インデックスファンドは、低コストですので長期で運用すればするほど大きな差になってきます。

確定拠出年金は、確実に長期で運用しますので短期的に上昇するとか、この地域が有利などの要素は最初から除外し、全世界を対象とするインデックスファンドがあり、かつ低コストであれば条件をクリアします。
全世界株式インデックスファンドを取り扱う証券会社は以下のように系列化されています。

■全世界株式インデックスファンド
SBI証券】→SBI全世界株式インデックスファンド

楽天証券】→楽天・全世界株式インデックスファンド

マネックス証券】→eMAXIS Slim全世界株式オールカントリー

上記のインデックスファンドがiDeCoで取り扱いができるようになったのは画期的です。
それ以外の投資対象は、せいぜい金をポートフォリオに何%加えるかだけなので、コストだけなら【SBI証券】と【マネックス証券】の2択になります。
2020年7月の運用報告書を基にしたコスト比較で考慮すれば、現在は【SBI証券】に軍配が上がります。

NISA
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まとめ

確定拠出年金口座の決定は、手間がかかり、移管手続き自体も手数料が発生するため、何回もするのは現実的ではないので、慎重に決める必要がありますね。

記述した全世界株式インデックスファンドの運用状態も詳細をリアルタイムで調査し納得した状態で決定シたいものです。

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