2020年8月度 確定拠出年金 運用益は+369,500円(+7.0%)でした。

前職で加入していた企業型確定拠出年金の運用が終了し「SBI証券」で企業型の確定拠出年金の移管手続きに入っています。

8月末まではアメリカの株式市場は一本調子の上昇を続けていましたが、9月初旬大幅な調整が入っています。
こういった事態において、確定拠出年金は投資するファンドをリスクが高い株式投資信託からリスクの低い債券投資信託にスイッチングしても、運用中は非課税です。

通常は利益確定のたびに利益から課税されるため複利で増えていく効果が薄まりますが、株式の好調時には株式投資信託で運用し、今回のように乱調時には債券でリスクを回避するというオペレーションができます。

そのため定期的な市場のチェックを行い、株式が乱調でわかりにくい時は債券ポジション、暴落が底を打ったとき株式へのポジションへスイッチングを行います。

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8月の市場の状況

7月に引き続き8月の株式市場も好調でした。
市場関係者が注目しているアメリカ非農業部門雇用者数、いわゆる雇用統計も伸びが鈍化しているものの回復傾向にあります。
【アメリカ非農業部門雇用者数】
・4月)予想-2,200万人→結果-2,053.7万人
・5月)予想-750万人→結果+250.9万人
・6月)予想+323万人→結果+480万人
・7月)予想+148万人→結果+176.3万人
・8月)予想+135万人→結果+137.1万人

またアメリカのGDPの過半を占める小売売上に関しては以下のような推移です。
【アメリカ小売売上高:前月比】
・3月)予想-8.0%→結果-8.7%
・4月)予想-12.0%→結果-16.4%
・5月)予想+8.4%→結果+17.7%
・6月)予想+5.0%→結果+7.5%
・7月)予想+2.1%→結果+1.2%

雇用統計は、通常月初の最初の金曜日に発表されるため、早々と指標が出ますが8月の小売売上はまだ発表されていません。
7月の小売売上はかなり鈍化しており、8月の数値がやや不安視されます。
それでも株価は絶好調で連日の高値更新でした。

そのため各資産の値動きの中で株価指数は好調に推移しています。
各数値は以下のとおりです。
S&P500 O:3264.0→C:3497.1(+7.1%)
・日経225 O:21,930→C:23,040(+5.1%)
ゴールド O:1975.0→C:1967.6(-0.4%)
・原油   C:40.39→C:42.80(+6.0%)

8月の各指標の変化で注目されるのは、金などの貴金属の伸びが鈍化し株式が伸びたことですね。

特にアメリカの世界最大規模の新興市場NASDAQに関しては8月の騰落率は+11.07%と絶好調で主にGAFAを中心としたハイテク株が買われました。

もちろんS&P500も好調でこれだけの騰落率となったのは1986年以来ということです。

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8月末の評価損益

3月末~4月初旬にかけて行ったスイッチングで100%の配分で先進国全体に連動し「MSCI-KOKUSAIインデックス」を投資対象とする投資信託でポジションを作りました。
その後のトータルリターンは30.9%程です。

8月まで運用指図を行っていた企業型確定拠出年金は、などを投資対象とするファンドがなかったため100%株式の運用を現在行っています。
これが評価額の拡大に寄与しました。

今回の個人型への移行では、全世界へ投資できるインデックスファンドのうちもっともコストが最安値のファンド「SBI全世界株式インデックスファンド」を取り扱っている【SBI証券】に口座を開設中ですが、NASDAQに投資できるインデックスファンドはiFreeNEXT NASDAQ100インデックスくらいしか存在せず、iDeCoでは選択できる証券会社はありません。

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NISA

SBI証券のiDeCoは低コストなファンドがラインナップされているセレクトプランが有利

SBI証券】のiDeCoは2つのプランがあります。
これは2018年5月1日に施行された「確定拠出年金制度等の一部を改定する法律」により提供する商品数が3本以上35本以下に絞り込みが法律で決まっているからで、従来64本もの運用商品をラインナップしていた【SBI証券】にとっては減らすのは非常に難しかったため、2つのプランが存在するようになりました。

従来のプランは「オリジナルプラン」。
新たにできたプランは「セレクトプラン」で結論から言えば新たにできた「セレクトプラン」のほうが後から組成された低コストなファンドがランナップされているため有利だと言えます。

SBI証券】のiDeCoの2つのプランにラインナップされた投資信託の信託報酬の比較をしましたので参照されてください。
初期オリジナルプランにランナップされている投資信託は信託報酬が高く、投資する価値はないといえますので、リストからは予め除外しています。
また別のブログで記述しますが、為替の変動リスクと期待リターンが見合わない外国債券やすでに年金という形式で国内債券に投資を行っている状況下ですので、新たにiDeCoで国内債券に投資することは不要だと判断しています。
従ってここでの比較は株式のみとします。

SBI証券のiDeCoのラインナップで国内株式を対象としたインデックスファンドを比較

日本の株式のパフォーマンスは世界・アメリカと比較しても劣後しており、特定の期間を除いては、長期投資に向いていないかも知れません。

プランファンド名信託報酬
オリジナル三井住友DCつみたてNISA日本株
インデックスファンド
0.176%
オリジナルDCニッセイ日経225
インデックスファンドA
0.1859%
オリジナルSBI TOPIX100
インデックスファンド
0.264%
オリジナル野村DC・JPX日経400ファンド
0.275%
セレクトeMAXIS Slim国内株式
(TOPIX)
0.154%
セレクトニッセイ日経平均
インデックスファンド
0.154%


通常はインデックス運用のほうがアクティブ運用に勝るのですが、日本株については特定のアクティブファンドが運用成績が高く、インデックス運用を出し抜くケースも散見されます。
そのためインデックス運用より個別株での運用や成績が優秀なアクティブファンドを選択する傾向もありますので、ランナップに載っているアクティブファンドも後ほど比較記述します。

SBI証券のiDeCoのラインナップで先進国株式を対象としたインデックスファンドを比較

先進国株式インデックスファンドは、「MSCI-KOKUSAIインデックス」に連動するよう設計されたインデックスファンドです。
投資対象は日本を除く下記に記述している先進22カ国です。

  • アメリカ
  • イギリス
  • ドイツ
  • フランス
  • スイス
  • カナダ
  • オーストラリア
  • イスラエル
  • オーストリア
  • ベルギー
  • デンマーク
  • フィンランド
  • 香港
  • アイルランド
  • イタリア
  • オランダ
  • ニュージーランド
  • ノルウェー
  • ポルトガル
  • シンガポール
  • スペイン
  • スウェーデン
プランファンド名信託報酬
オリジナルDCニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.154%
オリジナルEXE-i 先進国株式ファンド
0.32%
セレクトeMAXIS Slim 先進国株式
インデックス
0.1023%
セレクトニッセイ外国株式
インデックスファンド
0.1023%
セレクトDC専用インデックスファンド
海外株式ヘッジあり
0.308%

全世界株式はこの先進国株式+日本株式+新興国株式で成立しますので、コストが低廉な全世界株式インデックスファンドが登場するまでは、この先進国株式と日本、新興国の組合せで投資するのが一般的でした。
もしくは先進国・日本・新興国で投資する構成比をその状況に応じて変更したいときなどは、個別のインデックスファンドを利用しても良いでしょう。

SBI証券のiDeCoのラインナップで新興国株式を対象としたインデックスファンドを比較

新興国21カ国を投資対象とするMSCIエマージング・マーケットインデックスに連動したインデックスファンドです。
成長著しいのでリターンも大きいのではと考えがちですが、実際は10年間のリターンは年率5.8%/「MSCI-KOKUSAIインデックス」は10年間の年率10.6%ですので先進国に劣後しています。
必ずしも大きなリターンをもたらすわけではないところには注意が必要でしょう。

プランファンド名信託報酬
オリジナルEXE-i 新興国株式ファンド
0.381%
セレクトeMAXIS Slim 新興国株式
インデックス
0.2079%

新興国インデックスファンドの特徴は変動が大きいことです。
上昇期には大きく上昇しますが、一旦リスクオフとなると資金が一斉に引き上げられて、大きく下落します。
それでも日本株式よりもパフォーマンスは遥かに勝るため、日本株よりも選好されていると思います。
その特徴から、リスクを避けるため頻繁なスイッチングが必要となる可能性があります。

SBI証券のiDeCoのラインナップで米国株式を対象としたインデックスファンドを比較

前述の「MSCI-KOKUSAIインデックス」の株価時価総額の70%を占め、ここ10年では良好なパフォーマンスを上げているのが米国株式です。
主にS&P500を投資対象としており、10年間の年率リターンは16.2%と他を圧倒しているのが特徴です。
一方で優良銘柄を投資対象とするダウ平均株価は優良銘柄ではあるものの30銘柄の平均であるため必ずしもアメリカの株式のパフォーマンスを表したものにはならない点は注意が必要です。
ダウ平均株価は10年間の年率リターンは11.9%とS&P500のパフォーマンスには劣りますが、「MSCI-KOKUSAIインデックス」にはアウトパフォームするというのが直近の10年間の状況です。

プランファンド名信託報酬
オリジナルiFree NYダウ
インデックス
0.2475%
セレクトeMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
0.165%
セレクトiFree NYダウ
インデックス
0.2475%

SBI証券】のiDeCo:セレクトプランでは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を投資対象として選択できるところが大きいですね。
しかも信託報酬は0.165%と低廉です。
ですが注意点は、直近の10年間のアメリカ株式のリターンは素晴らしいのですが、長期に渡る投資が前提の年金運用において低パフォーマンスだった時期もあることは念頭においたほうが良いと思います。

そのため、当方としては全世界に低コストでかつ、一本で投資できるACWI(オールカントリーワールドインデックス)に連動する全世界株式インデックスファンドにiDeCoでは投資することをおすすめします。

SBI証券のiDeCoのラインナップで全世界株式を対象としたインデックスファンドを比較

全世界株式インデックスは、ここまで列挙した日本+先進国+新興国すべてを網羅したインデックスです。
従ってアメリカ一本に投資していたものの、今後の10年で他の国が急成長したというケースでもその急成長する国の株価膨張に乗ることが可能です。

先々にどんな産業が勃興しどの国家が経済成長を加速させるか、鈍化するかはそう簡単には読めません。
そこで全世界に一挙に投資するほうがベストではないもののベターなリターンを投資家に提供してくれます。

プランファンド名信託報酬
オリジナルEXE-i グローバル中小型株式
ファンド
0.331%
セレクトSBI全世界株式
インデックスファンド
0.1102%
セレクトeMAXIS Slim全世界株式
(除く日本)
0.1144%
セレクトEXE-i グローバル中小型株式
ファンド
0.331%

セレクトプランのSBI全世界株式インデックスファンドは、投資対象に日本も含めているため、文字通り世界中に投資できるインデックスファンドです。
しかも公表している信託報酬は0.1102%ですので、ほぼ一択と言って良いかも知れません。

ですが、日本への投資に関してはアクティブファンドでもインデックファンドをアウトパフォームする余地があるため、eMAXIS Slim全世界株式で日本を除く地域に投資しつつ、日本への投資はアクティブファンドというケースも有りえます。

SBI証券のiDeCoのラインナップでアクティブファンドを比較

アクティブファンドの欠点は、コストである信託報酬がインデックスファンドよりも高いことです。
しかし指数をアウトパフォームするファンドの割合が日本の場合は中小型株を主とするファンドに多く、日本株全体においてもアウトパフォームする割合は多く必ずしもインデックスファンドが優勢とは言えない傾向にあります。

下記の表はSPIVAが集計した指数をアウトパフォームした投資信託の割合です。

カテゴリー201720182019
日本の大型株ファンド84.7%9.8%42.4%
日本の中小型株ファンド86.9%11.3%74.6%
全ての日本株ファンド80.3%13.1%56.3%
米国株式ファンド25.2%53.2%21.2%
グローバル株式ファンド35.4%45.8%43.8%

日本株を対象とする場合、インデックスなどの指数をアウトパフォームする割合が比較的高い傾向にあります。
2017年や2019年を見る限りは、アクティブ運用でも良いのではないかと思えるほどです。
その中でもずば抜けた運用成績を誇っているのが、「ひふみ」です。
これは【SBI証券】では両方のプランで取り扱われており、信託報酬も0.836%と割安です。

プランファンド名信託報酬
オリジナルひふみ年金0.836%
セレクトひふみ年金0.836%
オリジナル朝日Nvestグローバルバリュー株オープン
Avest-E
1.98%
セレクトセゾン資産形成の達人ファンド1.35%

上記に挙げた株式投信とACWI(オールカントリーワールドインデックス)を比較してみます。

ファンド名6ヶ月1年3年
ACWI9.09%15.94%6.0%
ひふみ年金21.86%22.39%6.86%
Avest-E-1.95%1.67%-1.23%
セゾン資産形成6.60%16.72%8.17%
SBI全世界株式9.12%14.58%

SBI全世界株式インデックスファンドは最下段に表示していますが参照程度です。
ひふみ年金のパフォーマンスの凄さが目立っています。
あるいは日本株はこのアクティブファンドでも十分なのかも知れません。
ただアクティブファンドについては、連年良好なパフォーナンスを出せるわけではないのが要注意です。
例えば、Avest-E 朝日グローバルバリュー株オープンに関しては、これまでは卓越したパフォーマンスでしたが、近年のグロース株の優勢の中では、低いパフォーマンスに甘んじています。
このように優秀と見られているファンドでも連年同じようなパフォーマンスを出せるわけではないのが難しいところだと言えます。

NISA

まとめ

当方も個人型確定拠出年金は【SBI証券】のセレクトプランを選んでいます。
投資する商品に関しては1本のみSBI全世界株式インデックスファンドのみの選択です。
理由はすでに国民年金として国債・外国債券には間接的な投資がなされているため債券は年金としてさらに投資は必要ないと見ています。
ですので株式の部分に関してだけ全世界へインデックス運用してベストなリターンではなく、ベターな利回りのとり方で運用しようと思います。
SBI証券】のセレクトプランで準備されている金を投資対象とした投資信託は信託報酬が高すぎるため別の証券口座で運用することにします。

確定拠出年金は長期で運用されるため基本的にはインデックス運用が低コストですので優位性がありますが、日本株に関しては必ずしもインデックスファンドが優位とは限らないので、個人で行う個別株運用やアクティブファンドでもあるいは指数を上回れるかも知れません。
そのため良好な成績なファンドがラインナップされている証券会社も検討の余地があると思います。

NISA
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